Inflatable Board

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長年フォールディングカヤック(畳んで運搬することのできるカヤック)の特徴を活かした海の旅を提唱してきた当店は、インフレータブルSUPも得意分野です。

ハードボード(ソリッドボード)の代替としてではなく、インフレータブルならでは特徴を活かした活用方法を提唱しています。

インフレータブルSUPとは

インフレータブルボードは、空気を抜けば背負って運ぶことのできるサイズになるサーフィンやSUP用のボード(過去にボディーボードもあり、当店も販売していました)です。

しかし、人が立っても中折れしたりブヨブヨしたりしないようにするには、かなり高圧の空気を入れる必要があり、それに耐える相応の強度が必要ですが、それだけでは平らなボード状になる物を作ることはできません。

例えば、サーフボードのようなアウトラインの袋を作り、それに空気を入れても平らなボード状には膨らまず、円筒状に膨らんでしまいます。

ビーチマットやサーフマット(サーフィン用のマット)は縦方向に数本のチューブを並べたような構造にすることで円筒ではなくマット状に膨らむようになっていますが、チューブを並べたことがわかるような形が限度です。

そこからさらに進化させ、高圧の空気に耐え、平らなボード状のもを作り上げることを実現したのが、ドロップステッチという技術です。

インフレータブルボードの構造

インフレータブルボードの内部は空洞ではなく、下の図の⑥のように、躯体の中が無数の糸によって上下繋がれています。

ごく簡単に説明すると、これがドロップステッチの正体です。

こうして内部で上下を繋ぐことによって、空気を入れた際に円筒状に膨らまず、板状になるわけです。

red paddleの構造図

  • ① 機械プレスデッキパッド
    • デッキパッドは180psiでプレスされ、ボードに完全に密着しています。
    • 軽量で適切なグリップ力があり、色褪せしにくいデッキパッドです。
  • ② プレミアムグレードバルブシステム
    • 空気の漏れや水の侵入を防ぐ超強力バルブ。
  • ③ アウターレールテープと④ インナーレールテープ
    • インフレータブルボードは、レール部分で上下の生地が接合されていますが、ここが最もダメージを受けやすく弱い部分でもあります。
    • MSL™は高圧ラミネート加工でインナーレールテープ④が熱プレスされ、しっかりとシーリングされています。そして、その外側には幅広のアウターテープ③を重ね、ガッチリガードされています。
  • ⑤ テーラードカット
    • ロッカー(前後の反り)はボードの性能や性質に大きく影響する大変重要な要素です。
    • もちろんノーズが適当に反り上がっていれば良いというようなことではありません。red paddle coはボードの用途に合った適切なロッカーカーブをボード毎に設定しています。
    • インフレータブルボードのロッカーカーブは、この上下の合わせ目部分のカットと接合の精度で決まりますが、ここが正確にカットされ、正確に接合されていなければ、設計通りのロッカーに仕上がらないばかりか、捻れたボードが出来上がってしまうこともあります。
    • red paddle coのボードは、高度な技術によって、正確で理想的な形状に仕上げられています。
  • ⑥ 超強化ドロップステッチ
    • インフレータブルボードが空気を入れれば硬く平らなボードに出来上がる仕組みは、この上下を繋ぐ無数の糸=ドロップステッチによって成り立っています。
    • 言わばインフレータブルボードの肝心要となる部分で、外からは見えない部分ですが、ここの品質の良し悪しがボードの剛性と耐久性に大きく影響します。
    • red paddle coのボードは高精細・最高品質のドロップステッチによってボードの高い剛性が確保されていますが、この最高品質の堅いコアは20psiを超える圧力に耐えることができます。
    • 所謂廉価版のボードは、上下を繋ぐ糸の品質を落としたり、密度を低くすることで低価格化されていますが、red paddle coには廉価版のボードはありません。全てのボードに最高品質のドロップステッチが採用されています。
  • ⑦〜⑩ 美しく柔軟で強度の高い多層構造の生地
    • ⑦ 高精細な表面の織り目によってなめらかさがあり、高度と強度が高い。
    • ⑧ デュアル溶接機を使用して空気漏れが取り除かれたプレミアムグレードのエアロックシール。
    • ⑨ 高圧ラミネート加工で統合された高精細な構造織り。
    • ⑩ 頑丈で防水性の高いアウターシェルで最高の性能を発揮。

インフレータブルボードの価格と品質の関係

上の説明図はred paddleの構造を説明したものですが、このようにかなり凝った作りをしています。

中がこのような多層構造になっていることも、ドロップステッチが高品質なことも、外観からはわかりにくいことで、省いてしまっても似たような外観に作ることはでき、肝心な部分が溶着接合されていることも、接着剤の品質も見た目から判断することはできません。

しかし、当然ながら性能や耐久性には大きく影響します。

一見似て見えても価格に大きな開きがある理由は、こういったところにあります。

以下、只今再編集中です

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