RED 2022 ATB TRANSFORMER BAG

Red Paddle Inflatable Board

RED PADDLEの収納バッグは、これまでもずば抜けて豪華と言うか凝った作りで定評がありましたが、22年モデルではATB TRANSFORMER BOARD BAGという名称になり、大きな変貌を遂げています。

まずはこちらのビデオをご覧ください。

  • サイズ:980mm (h) x 380mm (w) x 360mm (d)
  • 容量:134 Litres

これはRide,Sport,Voyager,Whip,Snapper,Eliteに付属するバッグです。

Tandem, Windsurf, Activ, Wildにはこれより大きな160LのATB TANDEM BOARD BAG、
Compact 12にはCompact 12専用バックパック、Compact 11と9´6にはCompact専用バックパック、
Dragon,Ride XLにはまた専用のバッグが付属します。

1枚目の写真が前面(荷物を出し入れするパネル側)、2枚目が背面のパネルを開けてハーネスを出した状態です。

3枚目の写真の左のバッグは、ハーネスをバッグから外した状態です。ハーネスとバッグはベルクロ®留めでしっかり固定されていますが、簡単に着脱できます。

赤いベルトは(1枚目と2枚目はオレンジ色に見えますが)、バッグを締めつけるコンプレッションストラップであり、バッグを外してボードを背負う際(bag-less carry system)にはボードをハーネスに固定するためのストラップになります。

バッグの前面、背面、側面にはパッドが入り、荷物を守ります。

底面にはしっかりとしたプレートが入っていて、バッグの底が垂れ下がってしまうようなことがありません。

バッグのトップと左右両サイドにしっかりとしたグラブハンドルが付いています。

メインコンパートメントのジッパーはダブルスライダーで、鍵をつけられるようになっています。

背面側上部にはジッパーで開閉できるアウターポケットがあります。

メインコンパートメントのパネルの内側にはメッシュのポケットが2つあり、フィンやその他の小物類を収納できるようになっています。

背面側の内側には3Pパドルを収納するためのストラップが付いています。

ハーネス

ハーネスはベルクロ®留めのパネルを開けると出てきます。パネルは畳んでバッグの下部のポケットに収まります。

ハーネスが表に出たままの状態では飛行機の手荷物として預ける際などに破損の原因になりますので、このパネルは意外と重要です。

ショルダーストラップはエルゴノミックデザインで、大変背負いやすく、チェストラップも付いています。チェストラップがあることでショルダーストラップが左右に広がってしまわず、フィット感が高まります。

22年からロードリフトストラップ(3枚目の写真のショルダーストラップの上部に付いている長さ調整可能なストラップ)も付きました。これがあるとバッグがより体にフィットし、バッグが左右に揺れにくくなるため、歩きやすくなります。

しっかりとしたウェストベルトももちろん付いています。ウェストベルトを正しく使うと荷重を腰にも分散でき、肩への負担が大幅に軽減されます。

Wheel

作りがしっかりしていてホイール付きで定評のあったRED PADDLEの収納バッグですが、そのホイールも進化しています。

上の写真の1枚目がATB TRANSFORMER BOARD BAGのホイール、2枚目が21年までのバッグのホイールです。

21年までのバッグのホイールは直径が7cmくらいでしたが、ATB TRANSFORMER BOARD BAGのホイールは直径が9cmくらいあります。そしてタイヤのパターンもオールテレインタイプとなり、頼もしくなっています。

舗装されている道路でも、意外と路面が荒れていることは少なくありません。実際に荒れた舗装や未舗装の路面でも牽いてみましたが、今までよりずっと許容範囲が広がり、実用性が向上しています。

そして、今までのバッグはホイールが背面側(ショルダーハーネスのある側)に付いていましたが、ATB TRANSFORMER BOARD BAGは前面(荷物を出し入れするパネル側)側にホイールが付いています

最初はなんで?と思いましたが、これは結構「なるほど!」と感じるな変更点です。

上の写真の通り、こちら側にホイールが付いているとハーネスが垂れ下がって地面の上を引き摺られてしまうようなことが起こりません

背負ったり牽いたりを繰り返す場合、例えば基本は牽いて歩きたくても駅の階段を登らなければならないような場合に大変便利です。

Bag-less carry system

ATB TRANSFORMER BAGの一番大きな特徴はバッグ本体を取り外してしまって、バッグなしでボードを背負うことができる(bag-less carry system)点です。それがTRANSFORMEたる所以です。

バッグが付いている時はコンプレッションストラップとなるベルト(赤いベルト)でボードを縛り、ハーネス底面には三角形の布地があり、三角形の頂点部分から出ているベルトをぐるっと回してハーネスのトップにバックルで固定します。

下の画像はCompact 12の専用バックパックでTitan IIポンプを巻き、RED ORIGINAL 60L ROLL TOP DRY BAG(価格:税込¥9,680)に収めた様子です。

21年までのVOYAGER用の収納バッグも、同じ方法でなんとかこのドライバッグに入れることができました(キチキチで他には何も入れられない状態になりますが)が、ATB TRANSFORMER BAGはホイールと底面のプレートが大きくなり、同じことができません。

しかし、立派なバッグはパドリング中には無駄に大きな積載スペースを占有するだけです。

ハーネスのみにしてしまえばバッグ全体をボードに積載するよりずっと収納スペースが抑えられ、陸上は電車やバスで移動するワンウェイツーリングでは非常に合理的な手段になります。

下の画像はハーネスとTitan IIポンプとRED ORIGINAL 60L ROLL TOP DRY BAGです。

ハーネスとTitan IIポンプだけなら、同じドライバッグに入れてもバッグ全体を入れる場合よりずっとスペースに余裕があり、結構他の荷物も入れることができます。

しかし、飛行機で移動したり宅配便で送る場合などはしっかりとしたバッグが必須です。バッグが不要となわけではありません。

ATB TRANSFORMER BAGの良いところは、状況に応じて使い分けができるところです。

こうして見ると、このバッグはインフレータブルボードに付属するバッグとして優れている言うより、バッグとして非常に優れた製品です。大変優秀な巨大旅行用バッグとしても機能しそうです。

ATB Tandem inflatable paddle board backpack

  • サイズ:1020mm (h) x 380mm (w) x 410mm (d)
  • 容量:160 Litres
  • Tandem, Windsurf, Activ, Wildに付属するバッグです。ATB TRANSFORMER BAGの大容量バージョンのような感じで、仕様はほぼ共通していますが、Bag-less carry systemにはなっていません

    コメント

    1. […] その後、ATB TRANSFORMER BAGについては別のページを作りました。こちらをご覧ください。 […]

    2. […] ATB TRANSFORMER BOARD BAGについてはこちらのページもご覧ください。 […]

    3. […] ATB TRANSFORMER BOARD BAGについての詳細はこちらのページをご覧ください。 […]

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