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サーフボードはサーフボード単体で成り立ちますが、SUPはボード単体では成り立ちません。パドルがあるからこそSUPです。

ボードとパドルは、どちらもなくてはSUPとして成り立たないので、パドルはボードの付属品などではありません。ボードとパドルの関係は対等です。

また、パドルは自動車のタイヤとも似ています。どんなに高性能な自動車でも最終的には全てタイヤの性能次第です。そもそもタイヤがなければ自動車は全く動くこともできません。

ボード(シャーシ)とパドラー(エンジンとドライバー)が高性能でも、その性能を存分に発揮できるか否かはパドル次第です。

パドル選びのポイント

パドルを選ぶ際には品質や予算なども重要ですが、用途とパドラーの技量と体格や体力に合っていることがとても重要です。

パドルの性質を決定づける主な要素

  • 全体の長さ
  • シャフトの重量・硬度・径
  • ブレードの重量・硬度・面積・形状
  • ブレードとシャフトを繋ぐ角度
  • 全体の重量バランス

以上と以上の組み合わせによって、パドルの性能や性質が左右されます。

パドルの長さについて

ここでは敢えて身長+◯◯cmのような具体例を示しませんが、SUPのパドルの長さを決める最も基本となる条件はパドラーの身長です。

身長に応じた長さの目安はありますが、用途やボードによって適した長さ、使いやすい長さは異なります。

カヤックのパドルなどと比べると、SUPのパドルはパドラーの身長に対してよりシビアです。体格に合わない長さのパドルは漕ぎにくいだけでなく、腰を傷める原因となってしまう場合もあります。

また、漕ぎ方のフォーム、経験の度合い、場合によっては疲労の度合いなどによっても使いやすい長さが変わってきます。

色々試してみないと最適な長さはわかりません。

初心者は自分に合った長さを模索できるアジャスタブルパドル(シャフトの長さが調節可能なパドル)が便利です。

また、体格(主に身長)の異なる人と共有するのであれば、やはりアジャスタブルパドルを選ぶことになります。

シャフトに関して

シャフトの材質

シャフトの材質は重量と硬度に大きく影響します。

シャフトの材料としては、アロイ(アルミなどの合金)、FRP(強化プラスチック)、木材などが代表的なところです。

そして、FRPの強化材はいくつかありますが、ガラス繊維のクロス、カーボンの繊維クロスが一般的な材料で、アラミド繊維のクロスなどが使われることもあります。そして、これらが単体または組み合わされて使用されています。

代表的なシャフトの素材の主な特徴は下記の通りです。

  • アロイのシャフトは大変丈夫で、コスト的に最も安価ですが、FRPと比べると総じて重くなります。
  • 同じ重量であれば、ガラス繊維のクロスを使ったFRPより、カーボンの繊維クロスを使ったFRPの方が強度が勝ります。
  • コストもカーボンの方がグラスよりずっと高価です。
  • 一概にカーボンvs.グラスだけで性質を語ることはできませんが、カーボンとグラスのFRPの性質を比較すると、カーボンの方が硬く張りがあり、グラスの方が柔軟性や粘りが高くなる傾向があります。
  • グラス・カーボンどちらのクロスも、糸の太さ・種類・織り方・厚み・密度などに応じて多くの種類があり、それぞれ性質や強度が異なり、コストも大きく異なります。
  • FRPは強化材だけでなく、製造方法や樹脂による性質の違いもあり、それらによってコストも異なります。
  • そして、これらの違いが、一口にグラスまたはカーボンといっても、製品の性能や価格に開きがある大きな要因とにもなっています。

シャフトの硬さ、フレックス

硬いシャフトはブレードにダイレクトに力が伝わり効率が良いのですが、ただ硬いだけでなく、適切な粘りやしなりがあることも重要です。

最適な硬さやしなり具合は、パドラーの技量や体力、用途によって異なります。

最高級のカーボンシャフトが誰にとっても優れている?

最も高品質で価格も高価なのはカーボンシャフト(上記の通りカーボンにも色々種類はあって価格にも開きがありますが)です。

そして、軽さと価格は概ね反比例します。軽いことは誰にとっても良いことではあるのですが、軽さだけが重要視されるポイントではなく、硬さや粘りなどもシャフトにとって重要な要素です。その硬さや粘りなどには誰にでも絶対的にベストなものはなく、パドラーの技量や体力に応じて異なります。

最高級品のパドルが、全てのパドラーにとって最高のパドルであるとは限りません。

ブレードに関して

ブレードの材質

ブレードの材質は、カーボン繊維が強化材のFRP、ガラス繊維が強化材のFRP、カーボンとグラスハイブリッド(混合)のFRP、ナイロンまたはポリエチレンやその他のプラスチック、木材などが代表的なところです。

  • FRPの性質や特徴、コストなどに関してはシャフトの項目での説明に概ね準じます。
  • ナイロンまたはポリエチレンやその他のプラスチック製のブレードの方が、FRP製のブレードより製造工程が単純で、大抵の場合コストも安価です。
  • FRPはブレードの材質として性能的に多くの利点がありますが、エッジが欠けやすい、ナイロンや木製のブレードと比較するとエッジが硬くて(特にカーボンブレードは硬度が高い)薄く鋭いため、ブレードをぶつけやすいボードのレール部分や人を傷つけやすいといった弱点もあります。
  • ナイロンブレードはFRPのブレードより柔らかく、エッジが欠けにくく、ボードに対しても人に対しても安全性が高い傾向があります。しかし、FRPより重量は重くなりがち(ものにもより絶対的ではない)で、硬く張りのあるFRPより柔軟性があるため、水のキャッチは緩くなる傾向もあります。

ブレードの形状や大きさ

SUPのパドルのブレードの輪郭はティアドロップ形状(涙型)が基本ですが、底辺(先端側)を直線的にしたり、縦方向に直線的な部分を増やしたり、逆に丸みやカーブを強くしたりするなど、様々な工夫が凝らされています。

ブレードの面積は大きい方が捉える水の量は多いことになりますが、負荷が強過ぎると逆効果となってしまうことなどもありますので、ブレードが大きい方が効率が良いとは限りません。

また、同じ面積でも縦横の比率が異なるものがあり、それによっても性質が変わります。

現在のデザインは、以前と比べて全体的にブレードの面積は小さくなり、幅は狭くなっている傾向がありますが、絶対的に誰にでもベストなブレードの輪郭や面積があるわけではありません。

ブレードのパワーフェイスまたは表面(水をキャチする面)は、平面、指を軽く曲げた時の掌のように縦方向に湾曲した形状、キールを入れたもの、コーンケーブ(凹み)の入ったものなど色々な形状やデザインがあり、ブレードの輪郭同様、様々な工夫が凝らされています。

しかし、輪郭や面積と同様で、これもどの形状が絶対的にベストということはなく、ある用途には効率が良くても、用途によってはあまり使い心地が良くない場合もあります。

また、パドラーの技量や体力に合わない形状やデザインもあります。

そして、SUPのブレードは、シャフトに対して直線ではなく、角度をつけて取り付けられているのが一般的です。この角度によっても性質や効率、使い心地が大きく変わります。

エッジガード

上に挙げたFRPのブレードの弱点を補うために、専用のエッジガードテープなどがあります。高価なパドルとボードを傷付けたないためにも、怪我防止のためにも、一般的にはそうしたテープの装着をお勧めします。

木製パドルについて

木材には、材質としての特性や独特の風合いなどにおいて優れた点や魅力も多く、また型で作るわけではないので一本ずつ完全にカスタムメイドができるなどの利点もあります。

しかし、木材の種類、無垢の木材か集成材か、表面の処理の仕方(ニスやラッカーなどによる塗装、オイルフィニッシュ、FRPでカバーするなど)とその組み合わせなどによって各々性質が大きく変わり、一括りに性質を語ることができません。

そのため、他の材質と一概に比較することも難しいで、上のシャフトとブレードの項目からは説明を除外しました。

元はパドルは木でできていたわけですし、現在は違いますが、昔はカヤック用パドルの最も安価でグレードの低いものは合板製ブレードで簡素な作りの木製パドルでした。また、カナディアンカヌーのパドルは依然木製が主流(狂いの生じにくい集成材が多い)です。

しかし、現在カヤック用もSUP用も、木製パドルは少々マニアックな趣が強くなっています。

また、木製のパドルはFRP製のパドルのようにグリップとシャフトが完全に別体ではないため、完成してからシャフトの長さを変更することはほぼ不可能(FRPのシャフトは継ぎ足すことはできなくても切って短くすることは可能)です。

木製パドルを使用したいのであれば、パドリングの経験を積み、知識も蓄積してからにすることをお薦めします。

重量について

重量は軽い方が良いことは確かです。

そして、軽さと価格は概ね反比例します。

しかし、僅かな重量の差より重要なのは、持った時、振った時に感じる全体のバランスです。

用途

SUPの黎明期はボードの用途分けはありませんでした。当然ながらパドルも然りです。

そして、現在もマルチパーパスなボードは多数ありますが、レース用、サーフィン用のように用途に特化した特徴的なボードが現在は増えました。

ボードが用途に応じた形に進化したように、パドルもレース向き、サーフィン向きなど、用途に応じて特徴を濃くしたタイプ(高級品に多い傾向ですが)が増えてきています。

また、高級パドルとは逆で、レンタルなどの業務用を意識したと思われるようなもの(頑丈だけど重いなど)もあります。

パドルは依然マルチパーパスなものも多いのですが、ボードほどには用途による外観の差が大きくないため、外観の写真や説明文だけで判断するのが難しくもあります。

用途に合っていないパドルを選んでしまわないよう注意が必要です。

パドルとオール

パドル(paddle)と似たものにオール(oar)があります。

混同して、呼び方の違い程度に思っているのか、SUPやカヤックのパドルをオールと呼ぶ人がいますが、これは完全な間違いです

漕ぐための道具であることは共通していますが、パドルとオールは使い方が全く違う、道具としても別のものです。

同じ雨具ではあっても、傘をカッパと呼ぶ人はいないと思いますが、それくらいの違いがあります。

オールはボートの縁などにシャフトの中間辺りを固定し、そこをピボットポイントにして漕ぐ櫂です。ブレードの付いていない側のシャフトの端の方を、シャフトがボートに固定された部分を軸として、レバーのように両手で手前に引いて動かします。すると、ピボットポイントを介するので、ブレードは力を加えた方向とは逆方向に動くため、漕ぎ手の背面方向にボートが進みます。逆にレバーを押す向きの使い方をする場合もなくはありませんが、大抵はこうして使う道具です。

対して、パドルは乗り物には固定せず、フリーの状態で手に持って漕ぐ櫂です。カヤックのようにシャフトの両側にブレードの付いたものもパドル、カナディアンカヌーやSUPのようにシャフトの片側のみにブレードが付いたものパドルですが、どちらも漕ぎ手の向いている側が進行方向となります。

簡単に言えば、ボートに固定されていない櫂はオールとは呼ばず、パドルという別の道具であるということです。

初心者に適したパドルとは

基本的には汎用性のあるタイプが基礎の習得には向いています。あまり特徴の強くないものの方が初心者には向いています。

SUPのパドルの価格はピンからキリまで様々で、10倍以上の開きがあります。

「有名メーカーのSUP用パドルは高い!」と感じる人は少なくないようで、特に未経験者や初心者ほどそう感じる人が多いかもしれません。

しかし、名前で高いわけではありません。R&Dにコストをかけて製品化し、似て見えても材料費のコストに違いがあるなど、高価なのにはそれなりの理由があります。

それに対し、所謂安物にはパドリングなどしたこともないような人が形だけ適当に真似て作ったのであろうと思われるような粗悪品もあります。

あまりに重くバランスが悪いようなパドルは、パドルのせいで漕ぐことが辛くなってしまうこともあり得ます。パドリングが苦痛になるようなパドルは上達の妨げにもなってしまいます。

コストパフォーマンスの高いものと安物とは違います。

初心者だから安物でも何でも良いというわけではありません。ボードもですが、お粗末なパドルを選ぶのはやめましょう。

しかし、上級者用のパドルには用途に特化したものもあり、逆に初心者には扱いにくい場合もあります。闇雲に高級品を選ぶのが正解でもありません。

では、どんなパドルが初心者に向いているのか、要点を説明します。

シャフト

材質

レンタル用のパドルは、安全のためにも経費的にも、とにかく丈夫であること、シャフトが折れにくいことが最重要視されます。

アロイシャフトは折れる心配が最も低いので、レンタル用パドルには向いていますが、アロイシャフトは重量が重いものが多いので、長時間や長距離の使用には不向きなものも少なくありません。

個人用であれば、色々な意味でレンタル用のパドルほどの強度を求める必要性は少ないと思います。

後のことも考え、丈夫ささだけでなく、軽さやバランスなど、漕ぎ心地のことも考慮に入れて選ぶことをお薦めします。

逆に軽さを追求したカーボン100%シャフトの中には、初心者向きではない面を持ったものがあります。

例えば、丈夫ではあっても折れる際にはじわっとではなくポッキリと折れてしまいやすい性質のものがあり(多い)、そういったタイプは初心者には安全性の面でお薦めできません。

また、硬度が高いシャフトはシャッキリしていて良いのですが、逆にそれが初心者には扱いにくく感じられたり、力のない人には体への負担が大きかったりすることもあります。

信頼性の高いメーカーのグラス・カーボンハイブリッドやグラスのFRPシャフトは、適度な粘りがあって折れにくく、初心者に扱いやすい硬さのものが多く存在します。

アロイシャフトより少し価格は上がりますが、個人用として最初に購入する一本としては、シャフトの材質は信頼性の高いメーカーのグラス・カーボンハイブリッドまたはグラスのFRPシャフトがお薦めです。

アジャスタブル、分割式、1ピース

初心者は自分と自分のボードに最適なパドルの長さが最初からわかるわけではありません。長さの目安はありますが、模索や試行錯誤することも必要です。

また、初心者の場合は家族で共有するケースも多いと思いますが、体格の違う人が同じ長さのパドルでは快適に使うことができません。

最初の一本は長さを色々試すことのできるアジャスタブルシャフトのパドルをお薦めします。

そして、アジャスタブルパドルには2P(グリップの付いた長さを調節する部分とブレードが付いた主要なシャフト部分との2ピース)と3P(グリップの付いた長さを調節する部分とブレードが付いたシャフト部分と、中間のシャフトで構成される3ピース)があり、さらにはRed PaddleのCompactレンジ用の5Pのような特殊なものもあります。

3Pは大抵のインフレータブルボードの収納バッグに収まるサイズなので、インフレータブルボードには便利です。

また、3Pアジャスタブルであまり重くないものであれば、長距離ツーリングに持って行くスペアパドルとしても向いています。

しかし、同じ型の2Pパドルより僅かではあるけど重量が増し、若干価格も高くなります。

ボードがリジッドの場合は3分割して短くできても特に利点はないので、3Pである必要性はないと思います。

シャフトの長さは、少し変えただけで結構フィーリングが変わります。

最終的に最も使い心地が良いのは1ピースのパドルですが、アジャスタブルで色々な長さを試し、1ピースパドルはその後に購入することをお薦めします。

ブレード

ブレードはあまり個性の強くない形でサイズが大き過ぎないものが初心者には無難です。

ナイロンブレード

とにかく割れたり欠けたりしにくく、エッジがあまり尖っていないので、人にもボードにも安全なことが最大の利点です。

ナイロンブレードは、より張りのあるFRPのブレードより水のキャッチが緩くなりますが、逆にその方が初心者には扱いやすい場合もあります。

重量に関しては、大抵のカーボンブレードと比較したら重くなりますが、案外軽いものもあり、ものによってはナイロンブレードより重いFRPブレードもあります。

そして、初心者向きのイメージが強いのですが、上級者でも十分使用に耐えるようなものもあります。

普段は海や湖で乗る初心者の域を脱した人がたまに流れのある川に行く際なども、割れたり欠けたりする心配がないので無難です。

実際私も川には滅多に行かないので、川に行く際には大事を取ってナイロンブレード/グラス・カーボンのハイブリッドシャフトのパドルを使っています。

また、家族や友人に貸す場合には、人にもボードにも安全(人もボードも傷を負いにく)です。

このように、初心者の域を脱し、その後にパドルをアップグレードした後も使い道はありますので、ナイロンブレードのパドルは無駄になることもありません。

2Pにしても3Pにしても、アジャスタブルパドルは用途の絞られたタイプは少なく、種類も多くありません。そして、1ピースのパドルは、アジャスタブルの機構を除いた分軽くなります。

自分に最適なサイズが見つかった場合は、1ピースのパドルがパドリングが最も快適であり、用途に応じた選択肢も広がります。

ズバリ初心者の最初の一本として最適なのは

「材質はグラス・カーボンのハイブリッド2Pまたは3Pアジャスタブルのシャフト

+

「材質はナイロンまたはFRP特殊な形状ではなくあまりサイズの大きくないブレード

この組み合わせのパドルがズバリ初心者の最初の一本として最適です。

講習を一度も受けていないことがすぐにわかってしまう

パドルのブレード面にはしっかり表裏があります。また、大抵のSUPのパドルはブレードが角度をつけてシャフトに取り付けられています。

どちらにもしっかりとした理由があり、当然ながら反対向きで使っても良いことなどありません。

しかし、特に夏に多いことなのですが、パドルを前後逆向きに持ってパドリングしている人を見かけることがあります。

忘れてしまったのか話をちゃんと聞いていなかったのでもなければ、一度でも講習などを受けていたり、ちゃんとしたショップで購入していたりすれば、これはあり得ないことです。

通販や量販店、或いはフリマアプリやオークションで購入されたのであろうと容易に想像がついてしまいます。

安全のために、講習を受けるとか専門店の話を聞いてもらいたいものだと、見る度に思います。

当店取り扱いブランド

当店が扱っている代表的なパドルのブランドはHIPPOSTICK・BLACK PROJECT・RED PADDLEの三つです。

他にももちろん扱いはありますが、現在自分自身が使用しているパドルもこの3ブランドです。

HIPPOSTICK

トップレーサーのダニー・チンと父親のアル・チンの持つ40年に及ぶパドルデザインの経験と知識が凝縮されたハイパフォーマンスパドルです。

HIPPOSTICK MANA

26mm径の細めのシャフトと小さめのブレードでどちかといえば軽量なパドラー向けなイメージのパドルですが、案外そこそこの体格の人にも使い心地が良く、人気の高いモデルです。

早いピッチで漕げるので、特にサーフィン用として高い人気があります。

1Pの外にSIZE ITというアジャスタブルのタイプもあるのですが、私はさらにそれを3Pに改造し、旅用パドルとして使っています(普段も使っていますが)。

他に私は、ALというモデルを主にツーリング用に使っています。

BLACK PROJECT

種類も豊富で、用途に応じた的確なデザインの非常に高品質なパドルを作るメーカーです。

BLACK PROJECT SURGE

現在SUPサーフィン用として最も人気が高いと思われるパドルが、BLACK PROJECTのSURGEです。

価格は高価ですが、手放せなくなる使い心地です。

私はこの他に、LAVAというモデルの3Pを旅用パドルとして使っています。LAVAの3Pも価格は高価ですが、おそらく3Pパドルの中で最も高品質・軽量なのではと思います。

RED PADDLE

インフレータブルボードの最高峰ブランドRED PADDLEのパドルです。1Pパドルもラインナップされていますが、ボードに合わせた3P或いは2Pアジャスタブルがメインです。シャフト・ブレード共に使用している材質が豊富で種類も多く、技量や予算に応じて選べます。

RED PADDLE TOUGH(NYLON)/HYBRID

丈夫で使いやすい硬さとしなりのグラス/カーボンハイブリッドのシャフトに、丈夫で安全性が高く比較的軽いナイロンブレードの組み合わせのパドルです。

シャフトは2Pと3Pのアジャスタブルがあります。

最初の1本として最適ですが、ブレードを欠いてしまう心配がないので、私はたまの川下りではこれを使っています。

その他のブランド

上記3ブランド以外には、JP、SIC、TAHE、STARBOARDなどを扱っています。

使う人とご予算に応じて適宜アドバイスいたします。

パドルの試漕

当店ではタイプの違うパドルをいくつかご用意し、パドルの試漕を承っております。

ご希望の型や銘柄を試せるとは限りませんが、タイプによる傾向の違い、長さによる違いを体感していただくことができます(アジャスタブルでないものも多くはアジャスタブルに改造し、長さを色々試せるようにしています)。

そして、現場ではこのページ以上にブレードの形状による違いなどについてより詳しく具体的にご説明することができます

パドル試漕
  • 料金:¥2,000/1名
  • 時間:2時間程度
  • 日程:予約制で曜日は問わず随時です。ご希望の日をご予約ください。
  • 開催地:通常の開催地は、南房総市西海岸の岩井海岸ですが、状況に応じて変更する場合があります。
  • お問い合わせ・お申し込み:こちらのページのフォームをご利用いただき、メールでご連絡ください。

※ ボードは基本的にご自身でご用意ください。

パドル選びは、パドルを握って35年以上のCetusにご相談ください

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