パラスポーツサポーター講習会・体験会とウェットスーツ情報

GEAR

今回は、全く内容の異なる二つの情報をお届けします。

パドルスポーツはユニバーサルスポーツ

もう1月以上も前の話になってしまいますが、一般社団法人 日本パラカヌー連盟のサポーター講習会に参加してきました。

地上を人力で進むには色々な方法がありますが、下半身に欠損や麻痺のある人とない人とでは、大抵その方法が大きく異なります。

しかし、下半身に運動機能障害のある人もない人も、カヌー・カヤックに乗って水上を進むために必要な道具はパドルのみで、二足歩行と車椅子のような明白な違いはなく、上半身に機能障害がなければ、基本的には皆同じスタイルで水の上を進むことができます

バリアフリーという言葉がありますが、自分達に合わせて陸上に障害物や境界を作っている(自然の障害物や障壁もあるが、人の多い所ほど人工の障害物や障壁に溢れている)のは基本的に身体に機能障害のない人達であって、水の上の方が条件が誰にも平等だとも言えます。

もちろん、カヌー・カヤックに乗る場合も身体的な機能障害などはない方が有利なことは確かですが、カヌー・カヤックは、少しの工夫と協力があれば色々なタイプの人が一緒に楽しむことのできるユニバーサルなスポーツということです。

パドルスポーツに30年以上も関わってきたのに、これまであまりこういったことを考えたことがなかったのですが、なんとも素敵なことだと思います。

完全に下半身が麻痺しているような人と比べたら全く些細なことではありますが、私も脚に少々問題を抱えています(左脚の動脈が機能していないことによる軽度の歩行困難)。

一度は手術をして60〜70%程度までは機能が回復したもののの、コロナ禍の只中に再発してしまい、現在は続けて歩ける距離は1kmがやっとで、好きだったバックカントリースキー・スノーボードは無論、山に登ることもできなくなってしまいました(日常生活の短い距離は普通に歩けます)が、立っていることに大きな問題はありません。

なので、現在もSUPに乗って水の上なら20kmでも30km(途中で休憩は入れます)でも立って進むことができ、普通のサーフボードのテイクオフ時の立つ動作は困難になってしまいましたが、SUPをやっていたおかげで、相変わらずボードの上に立つスタイルのサーフィンができています。

もし山しかやっていなかったら、かなり絶望的な気分になっていたことだろうと思うのですが、パドルスポーツをやってきたおかげで現在もこんなことができていて、本当に良かったと思っています。

元々私はこういったことに特に積極的なタイプでもないのですが、自分の身に起きたこういった変化もあり、自分が長年関わってきたパドルスポーツを、もっと色々なタイプの人達と一緒に楽しみたいと思ったのが、私がパラカヌーサポーターの講習会を受講した理由です。

そして、講習会に参加してみると案外気づいていなかったようなことも多く、大変勉強になりました。

もちろん今後はサポーターとしてパラカヌー体験会にも参加して、色々なタイプの人達と一緒にパドルスポーツを楽しみたいと考えています。

日本パラカヌー連盟のウェブサイトにサポーター講習会や体験会の予定表が掲載されていますので、ご都合が合えば皆様もまずはサポーター講習会を受講してみませんか?

因みに、カヌー・カヤックのインストラクターの資格などは必要なく(私も経験は長いのですが今でもそんなものは持っていません)、経験も不問のようです。誰でも受講できます。

ウェットスーツ情報

来週辺りから少し気温が低くなるような予報も出ているものの、まだ気温海水温ともに高い日が多そうですが、秋が短くていきなり冬になりそうな気配なので、今からウェットスーツの準備を整えておくことが賢明です。

SHIGT WETSUITS 24FWカタログ

SHIGT WETSUITSの24FWカタログが出来上がっています。ダウンロードはこちらからできます。

今期のSUPサーフィン用の私のお薦めは、STRECH ZIP(¥86900〜)です。

特に寒がりの人には手首ダブルシール(間にグローブを挟み込める二重構造ですが、グローブをしていない場合もシングルより浸水しにくい)・足首ダブルシール(手首に同じ)・インナーネックなどのオプションの追加で、ニーリーシュの人には膝裏パッチ(リーシュのベルトで生地を傷めない)の追加をお薦めします。

NEO-LIMITED STRECH ZIPは選べるパーツオプションは少ないのですが、シンプルな内容で良い人にはコストパフォーマンスが高いので、こちらもお薦めです。

また、私の場合はボードに肘をつくことがあまりないからなのか、特に思い当たらないことなのですが、SUPの人はウェットスーツの肘部分を傷める人が非常に多いようなので、どちらにも共通してお薦めするオプションは、肘パッド(¥4400)の追加(もちろん私のように特に思いたる節がなければ不要ですが)です。

人によって色々考えがありますので、SUPサーフィン用にこの2モデルを私がお薦めする理由(他のモデルが良くないということではありません)はここには書きませんが、興味のある方はお問合せください。

採寸方法のわからない人も、ご注文時にオーダーシートと共に採寸方法をご案内します。

オーダーのウェットスーツは、秋になって冬用スーツの注文の多い時期になると納期が遅くなりますので、お早めにご注文ください。修理の必要な人も今のうちに。

CARVYのウェットパンツ

先日CARVYのウェットパンツを2本注文しました。

ズボン一つはa pair of pantsと中学校で習いました。確かに一つでもPANTSなので、正しくは2本ではなく2組ですね。

そんなことはどうでも良いのですが、1つはお客様からのご注文で、1つは私ので、素材が違うタイプです。

お客様のご注文は、水捌けが良く、通気、通風性の高いパンチング素材を腿とふくらはぎ側に使ったベンチレーションモデルの7分丈です。

ベンチレーションモデルは、トランクスだけでは少し寒いような時にももちろん良いのですが、クラゲや日焼け対策としても最適です。

私はそんなに寒くない時でも常に左脚は冷やしたくないのと、左脚に怪我をしたくない(左脚に怪我を負うと結構ヤバイことになると医師から脅されています)ことが履く主な理由なので、素材は普通のALL2mmジャージにしました。

そして、基本的には私も足元のスッキリする7分丈を選びたかったのですが、左脚はフル丈という変則的なスタイルにしてもらいました。

もちろんこれは少し特殊な事情があってのことなので、普通はどちらかの丈を選ぶことになります。

水温の上昇している南房総では、これと前に買ってあった2mmジャージ長袖タッパーを組み合わせ、それだけでは寒くてもさらにフローティングベストを重ねれば、年内の晴れた日のSUPサーフィンなら十分行けそうと思っています。

また、これまでの経験から察するところ、沖縄でのSUPサーフィンなら、最も水温の低い時期でもこの組み合わせで私は全く大丈夫そうとも思っています。

また、真冬でも余程寒い日や寒い地域でなければ、サーフィンでなくツーリングなら下半身はこれとブーツ着用で大丈夫で、さらにパドリングパンツでも重ねれば、ドライスーツ必須のような環境でもなければ、かなり寒くても問題なしと思います。

もちろんSUPだけでなく、カヤックやカヌーに乗る時にもとても良さそうです。

セパレートのパンツの良いところは、トイレが楽なこと(ウェットスーツの中で放尿する人もいますが、私は余程切羽詰まっていなければしません)です。

フルスーツと比べたら当然浸水は多いのですが、ロングジョンと比べたら、浸水に関しては大して変わらないと思います。

今までは真冬用のフルスーツとトランクスの中間の時期は私はロングジョンを多用していましたが、これからはこの2mmジャージのパンツを履く機会が増えそうです。

CARVY製品のご注文について

CARVY製品は、直接通販で購入する場合は商品代金の他に全国一律¥1400(税込)の送料が別途必要です。

Cetusにご注文いただいた場合は、¥25000以上のご注文で送料¥1050(税込)、¥30000円以上で送料¥700(税込)、¥40000円以上で送料無料になります。商品代金の値引きはありません。

これは一度の発注の合計金額ですので、他の人と合わせて上記の金額のご注文が集まっている場合にも適用になります。

但し、これは通販ではなく手渡しの場合に限ります。通販で購入される場合と、ご注文金額が¥25000未満でお急ぎの場合は、CARVYさんのオンラインショップに直接ご注文ください。

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