Red Paddleの入荷状況等について

Red Paddle Inflatable Board

今年のRed Paddleは大きな仕様変更のあったボードが多く、ポンプもTitan Pump IIにアップデートされるなど、大変魅力的なラインナップとなっております。

しかし、今年は例のウィルスの影響で、海上輸送は支障を来し、生産体制も万全ではないところが多いようです。SUPのボードや用具の多くも予定より入荷が遅れたり、希望数が入荷していないような状況ですが、Red Paddleも例外ではなく、在庫状況は芳しくありません。

最もスタンダードなRideシリーズの殆どのモデルは現在在庫がありません。6月中に再入荷の予定がありますが、入荷が遅れているせいもあり、各地のショップからの予約が溜まってしまい、入荷前から残り少なくなってしまっているようです。

Compactは現在全く在庫がありませんが、同じく6月中に入荷の予定があります。しかし、Ride同様予約が埋まりつつあるようで、Compact11´はまだ辛うじてフリーがありますが、9´6˝は入荷前から既に売り切れになってしまっています。

しかし、Compact 11´はCetusのイチオシのオールラウンドボードです。Compact 11´は荷物を沢山積む長距離ツーリング・リバー・サーフィン・レースなど何かの用途に特化したモデルではなく、本当にオールマイティーに使えるボードです。オールマイティーなインフレータブルボードということであれば、重量も漕ぎ心地も軽く、高い安定性があり、操作性も直進性もバランスが取れていて、さらに名前通りの他に類を見ないサイズに収納でき、間違いのないモデルです。

試乗艇もありますので試乗していただくこともできますが、用途に特化したモデルではありませんので「乗ってみなければ…」のようなタイプのボードではありません。繰り返しますが、オールラウンドボードとして間違いのない選択です。先延ばしにしていると売り切れてしまいます。この夏に使いたいと思う方は、早くご予約していただいた方が良いと思います。

ツーリングボードは、Sportの11´と12´6˝が辛うじて残っていますが、Voyagerは12´6˝・13´2˝どちらも現在在庫がありません。Voyagerは大きな仕様変更があり、今年のVoyagerは大幅な進化を遂げています。Voyager+ 13´2˝は試乗艇もあり、試乗していただくこともできるのですが、なんと次回6月入荷分は大変残念なことに既に予約が埋まってしまったようです。夏が過ぎたら22年モデルをご予約ください

しかし、Voyager 12´6˝はまだ予約の空きがあるようです。Voyager12´6˝は13´2˝より約20cm短くて操作性はより馴染みやすく(13´2˝程は直進性が強くない)、幅も32˝あって安定性が高く、大変使いやすい本格ツーリングボードです。私は今年のVoyager 12´6˝には乗っていませんが、21年モデルから採用されたノーズのV-Hullの素晴らしさは13´2˝で確認済みです。水切れが良く、パドリングが軽くなり速くなったような感覚(数値で比較はしていませんので、あくまで体感ですが)を実感しています。Voyager 12´6˝も空きは多くはないようですので、こちらもお早めにご予約ください。13´2˝を見たり試乗したりはできますので、判断材料になります。

以上は2021年5月25日時点での状況です。予約状況は変動しますので、都度確認する必要があります。本当にうかうかしていると今年は欲しいモデルの入手が困難です。とにかくどのモデルも今年は特にお早くご注文またはご予約ください。お待ちしております。

Compact 11´についての追記

Compactについては、9´6˝に関しての#1#2#3#411´登場時と、度々記事を投稿していますが、21年モデルのアップデートなどについて追記しておきます。

上の画像は向かって左が21年モデル、右が20年モデルのCompact 11´です。長さ:11´0˝、幅:32˝、厚み:4.7˝で、基本的にシェイプなども変わっていません。

デッキパッドはレール近くまで広がり、後もテールぎりぎりまで延長しています。テール付近を見ると、理由はわかりませんが、バルブとリーシュ取り付けのDリングの位置か変更されているのが確認できます。

またフォアデッキのバンジーコードが、これまでは普通の紐状だったのが、平たいタイプに変更されていますが、これは21年の全モデルに共通の変更点です。

ネジを使わずにワンタッチで取り付けられるクリックフィンであることは変わりないのですが、割ピンのようなものが付属するようになり、前後2箇所あるネジ穴の後ろ側の穴部分にこの割ピンを差すようになっています。

そのため、フィン側のこの部分(後ろ側のネジが締め付けられる部分)には貫通した穴が開けられていています。

きっちりはまっていないとフィンが脱落することがあり、せっかくのワンタッチ取り付けなのに、安全のため、結局ネジも締めている人が少なくなかったと思いますが、これ(割ピン差し込み)は簡単な安全装置です。

Titan Pump IIについての追記

新しくなったポンプについても以前記事を投稿していますが、その後実際に使ってみて感じたことなどを追記しておきます。

基本的なことですが、例えばシリンダー同じ大きさだったとしてもハンドルやベースの足で押さえる部分などの幅やそれらがしっかりしているか否かで使い心地は大きく変わります。当然幅が広くてしっかりしたハンドルとベースが備わっている方がポンピングしやすく、効率も上がり、疲れません。足が小さくてグラついたり、ハンドルの幅が狭いと思いの外ポンピングがしにくく疲れ、効率が悪くなってしまいます。ハンドルと足の幅が広いのと狭いのとでは全然違います。

しかし、幅が広くてしっかりしたハンドルと足があると、収納時にポンプをボードで巻くと、巻いた大きさが大きくなってしまい(シリンダーがシングルチャンバーでもハンドルと足の幅が広ければ同じこと)、巻いた形が円筒形ではなく楕円の筒のような形になります。上の画像は左がRide10´6˝で右がVoyager+ 13´2˝で、VoyagerはTitan II、Rideは旧型Titan Pumpを巻いています。広げたサイズはVoyagerの方が2´8˝(約81cm)も長いのですが、巻いた大きさはVoyagerの方むしろ小さくなっています。

また、フィンボックスやフィンの位置と、楕円に巻かれた形との位置関係が良くないと、巻いた形が楕円にもならず不恰好な形となってしまい、小さく巻くことができません。

しかし、Titan Pump IIはハンドルもベースも幅広でしっかりしているのですが、ハンドルは外すことができてベースはたためます。なので、ボードで巻いて行くと、円筒形に近い形で小さく巻くことができます。フィンボックスやフィンとの位置関係も気にする必要がありません。

これは実際にやってみないと気付きにくいことですが、これだけのことで、すこぶる快適な感じがします。

Whip

「インフレータブルボードではまともなサーフィンはできない。」と言い切ってしまう人もいますが、Whipに乗らずにそう言い切ってしまう(意図的に言っているのかもしれませんが)のは残念な話です。

もちろん最高性能のサーフイン用ハードボードより性能的に優れているとは言いません。しかし、やたらなハードボードより高次元のサーフィンのできるボードです。しかも、バイクでも運べる大きさにたたむことができます

長さ:8´10˝、幅:29˝、厚み:3.93˝は変わっていないのですが、今年は形が少し変わりました。明日1本届く予定なので、新しいWhipについてはまた報告します

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