カヤックに乗るようになるずっと前からサーフィンを楽しんできたシーカヤック屋（1993年創業）が、サーフィンの経験とカヤックで培ったパドリングの技術とを基に始めたのが、SUPショップのCetusです。
Equipment
SUPのボードの種類
SUPのボードには、色々な用途に使えるオールラウンドタイプ、サーフィン用、レース用、ツーリング用、川用など、用途別の分類があります。
また、普通のサーフボードを大きくしたようなハードボードと、空気を入れて膨らますインフレータブルボードの2種類に大別することができます。
ハードボード
インフレータブルボードが登場したため、それと区別する上でハードボードとも呼ばれるようになりましたが、当然ながらハードボードの方がずっと歴史は長く、基本となるのはハードボードです。
固いボードは全てハードボードに分類されることになると思いますが、最も一般的なタイプは、フォームでできた芯材をファイバーグラスの布（補強材）で巻き、エポキシなどの樹脂で固めた構造です。
そして、普通のサーフボードと同じようにフォームをファイバーグラスで巻いただけのボードもありますが、多くのボードはベニア・PVC・カーボンなどを挟み込むなどをして強度を上げています。
インフレータブルボードは、今のところ基本的にボード全体の厚みが同じで、レールの形状を変ることなどもできないため、あまり細かな造作はできませんが、ハードボードは部分的に厚みを変えたり、レールの形状を部位によって変えたり、ボトム面にコンケーブやVを入れるなど、自由な形状に作れるのが大きな利点です。
インフレータブルボード（Inflatable Board）
インフレータブルボードは、空気を入れて膨らますとしっかり固いボードになり、空気を抜けば背負えるサイズに畳むことのできる便利なボードです。
小さなクルマの車内に積むこともエレベーターに載せることも可能で、運搬や保管に困らないのが、大きな利点で、重量も比較的軽いため、歩いて運ぶことももちろん可能です。
また、ハードボードは公共交通機関で運ぶことができないケースが多々あります（バス：載せられるか否かはケースバイケース、鉄道：ほぼ不可能、飛行機：ボードのサイズ・機体・航路・航空会社・混みぐいあいなどによる）が、畳んだインフレータブルボードなら、こういった公共交通機関のほぼ全てを利用して運搬することが可能です。
宅配便を利用することもできます（現在ハードボードは基本的に不可能）。
こういった特徴を活かすことで、クルマの回送をしなくても片道だけパドリングするワンウェイツーリングがしやすく、アドベンチャー的な旅にも向いています。
また、何かにぶつかった際の衝撃にも強く、ハードボードのように割れてしまうことがないので、流れのある川ではインフレータブルボードの方がむしろ主流になっています。
そして、ボードが自分や他人にぶつかった際も、ハードボードより安全性が高いという特徴もあります。
反面、パンクや破裂（バースト）のリスクがあるため、それに対する注意は必要です。
また、サーフィンにはやはりハードボードに分があります。
しかし、インフレータブルでも高いレベルでサーフィンに対応するボードもあり、歩いてしかアクセスできないサーフスポットへ持って行くことができることや、飛行機で運びやすいことはサーフィン用のボードとして大変大きな魅力です。インフレータブルボードで自在に波に乗れるように鍛錬を積むのもありだと思います。
Paddle
自転車・自動車・オートバイにとってタイヤはなくてはならない物ですが、SUPとパドルの関係はそれとよく似ています。
どんなに高性能な自転車も自動車もオートバイも最終的には全てタイヤの性能次第で、タイヤがお粗末では十分に性能を引き出すことができません。
パドルもそれと全く同様で、パドラー（エンジン）やボード（シャーシやボディー）が良くてもパドルがお粗末では台無しです。
パドルはある意味ボードより重要とも言えます。
ウェットスーツ・ウェア類
SUPは夏だけのものではありません。むしろウェットスーツの必要な時期の方が色々な意味で適しているとも言えます。
当店がメインに扱っているカスタムメイドのウェットスーツブランドは[Sight]です。
Sightは全てカスタムメイドですが、他にもCarvy・DAKINE・以外にも
ウェットスーツやその他のウェア類などの情報は[Wetsuits, Clothing]のBlogカテゴリーにまとめてあります。
ボード・パドルのご購入について
当店の店舗は店舗と言うより「事務所兼倉庫兼作業場」のような場所で、ボードやパドルがきれいに並んでいるわけではありません。
店舗に人が訪れるのが多いのは土日祝祭日ですが、講習やツアーは土日祝祭日が多く、ボードを買ってもらったお客様が海にいることが多いのもやはり土日祝祭日（講習やツアーがなくても海で一緒に遊んでいます）です。
ほぼワンオペで回していたら、結局、きれいな店舗があってもあまり意味がないということです。
しかし、通販専門ではありません。
ボードや用具を販売していますが、本当に売っているのは経験に基づいたノウハウです。
- ボードやパドル選びについては、最初はまずこちらのページ（Contact）からメールでご相談を承ります。
- その後は実際に使う海や湖などでのフィールドで説明やレクチャーをします。
- ご注文いただいたボードやカヤックやパドルは、一緒にツーリングやサーフィンをしながらをお引き渡しいたします。
講習・ツアー
最初は必ず講習を受けていただくことをお薦めします。
当店は、もちろん講習やツアーも開催しています。[講習・ツアー]のページをご覧ください。
また、ツアーなど情報はBlogカテゴリーの[Tour-Class]でご案内しています。
