2022 RED PADDLE 12´0˝ COMPACT PACKAGE

Red Paddle Inflatable Board

RED PADDLE 2022年のライナップにはCOMPACT 12´0˝ VOYAGER 12´0˝ という全くのニューモデル2本が加わっています。

そのうちのCOMPACT 12´0˝ について今回はご紹介します。

まずはこちらのビデオを。

概要

  • 長さ:12´0˝
  • 厚み:4.7˝ / 120mm
  • 幅:32˝ / 813mm
  • 容積:302L
  • 重量:10.15kg
  • バッグサイズ:600mm(h) x 420mm(w) x 360mm(d)
  • バッグ容積:90L
  • フィン:Twin Click Fin
  • パドル:5 Piece
  • 付属品:Click Fin x 2・収納用バックパック・Titan II ポンプ・5分割パドル・コイルリーシュ・サービスキット(リペアキット) ※・防水携帯電話ケース
  • メーカー希望小売価格:¥264,000(税込)

長さが12ftありながら重量はたったの10.15kg。無茶苦茶軽いですね。しかし、クォリティーはRED PADDLEですから、耐久性や剛性を妥協しているわけではありません。

PACKAGEですので、RED PADDLEの標準的な付属品以外に収納バッグに収まるカーボンシャフト / ナイロンブレードの5分割アジャスタブルパドルとコイルリーシュも付属しています。

サービスキット(補修用の生地は付属しますが、接着剤は輸入の規制が厳しくなり、キットには付属しません。接着にはビニール用の接着剤が別途必要です。)の入れ物は、よく見かけるプラスチックのオレンジ色の筒から、ご覧の通りもう少し高級感の漂う布のロール式の物に変更になっています。

前のデッキのトラップは、21年モデルから普通のバンジーコードから平たいゴムのストラップ(スパゲティーからフェトチーネ)に変更になりましたが、22年モデルではさらに改良が加えられています。

22年モデルからストラップを留めるDリングが二重になり(RED PADDLEのウェブサイトに「ツインDリングのようなシステム」と書かれています)、ストラップの長さが調整しやすく解除しやすくなっています。そして3本のうちの一番手前(後)側のストラップは右側が小さいループに分かれていて、ボトルを固定しやすくなっています(冒頭のビデオにボトルを固定するシーンがあります)。これは結構便利と思います。

そして、12´0˝ には左に少しオフセットされたセンターのグラブハンドルの他に、11´0˝ と9´6˝ にはない両サイドのグラブハンドルと、後のデッキにも荷物を固定するときにバンジーコードやロープをかけられるDリングが4つ設置されています。

下の画像の水色のドライバッグはRED ORIGINAL 60L ROLL TOP DRY BAG(価格:税込¥9,680)です。ご覧の通り、Titan IIポンプを収納用のバックパックで巻く(ボードを縛るストラップで巻き付けています)と、この中に収まります。サイズ的にはこれのみで一杯ではないので、他の荷物も少し入る余裕があります。

後のデッキにも荷物を固定できるのため、前のデッキにキャンプ道具など沢山の荷物を積むことができます。

Titan II Pumpについてはこちらをご覧ください。

COMPACT 11´0˝ 、COMPACT 9´6˝ との比較

COMPACT 12´0˝ COMPACT 11´0˝
COMPACT 9´6˝
RSSバテンありなし
両サイドのグラブハンドルありなし
後部デッキのDリングありなし
バックパックサイズ600mm(h) x 420mm(w) x 360mm(d)560mm(h) x 420mm(w) x 320mm(d)
価格¥264,000(税込)11´0˝:¥253,000(税込)
9´6˝ :¥242,000(税込)

長さが長くなり、より剛性を高めるため、COMPACT 12´0˝ には11´0˝ と9´6˝ にはなかったRSSバテンが加えられています。

さすがに11´0˝ と9´6˝ と同じサイズのバックパックには収まらないため、12´0˝ 用のバックパックは高さと奥行きが4cmずつ大きくなっています。

COMPACT 11´0˝ / 9´6˝ のバックパック

COMPACT 12´0˝ のバックパック

こちらの記事にも書きましたが、トップからパネルが開くため、ボードの出し入れがしやすいだけでなく、ボードを半分折りにしない状態でもバッグに入れることができます。

COMPACT 12´0˝ とVOYAGER 12´0˝ とVOYAGER 12´6˝ との関係

COMPACT 12´0˝ はCOMPACTの一番長いバージョンであり、収納サイズも重量の軽さもCOMPACTの特徴を継承しています。

しかし、用途的にはCOMPACT 11´0˝ とは比較対象になりますが、COMPACT 9´6˝ はあまり比較の対象とはならず、用途的に考えると、VOYAGERが比較対象となるボードです。

そして、実際RED PADDLEのウェブサイトに記載があるのですが、COMPACT 12´0˝ はVOYAGERがベースとなっています。

ところで、全くのニューモデルの2本(COMPACT 12´0˝ とVOYAGER 12´0˝ )はどちらも12ftちょうどと同じ長さで、厚みも4.7˝ で同じです。

しかし、COMPACT 12´0˝ は幅が32˝ と比較的広めなのに対し、VOYAGER 12´0˝ は28˝ と細めになっています。そのため容積もCOMPACT 12´0˝ が302L、VOYAGER 12´0˝ は285Lと同じ長さと厚みでありながら結構違いがあります。

COMPACT 12´0˝ は誰にでも扱いやすく、様々な状況に対応する十分な安定性を備えるタイプで、VOYAGER 12´0˝ は幅を細くしてよりスピードを重視、または体重の軽い人が操作しやすいように振った設計で、どちらも本格派のツーリングボードで同じ長さですが性質的には異なります。

今回の12´0˝ の登場で、VOYAGERは12´0˝ ・12´6˝ ・13´2˝ と3種類になりましたが、実はVOYAGER 12´6˝ は幅が32˝ で容積が361Lあり、幅が30˝ でVolumeが347Lの13´2˝ より、長さは短いのに容積は大きく、安定性も12´6˝ の方がむしろ上です。

また、VOYAGERは12´0˝ と13´2˝ はテイルの形状がスクエアで、昨年からSPORTに取り入れられたスピードテイルが採用されていますが、COMPACT 12´0˝ とVOYAGER 12´6˝ はラウンド系のテイルで、全体的なシルエットもCOMPACT 12´0˝ とVOYAGER 12´6˝ は似ています。

位置付けとしてはVOYAGER12´0˝ は13´2˝ のスモールバージョン的で、COMPACT 12´0˝ はVOYAGER 12´6˝ のCOMPACT仕様にしたバージョンのような感じかと思います。

22年モデルで同時にVOYAGERは12´0˝ も登場したので紛らわしいのですが、COMPCT 12´0˝ はCOMPCTの一番長いバージョンと言うより、「COMPCT VOYAGER 12´0˝ 」といった趣のようです。

長距離ツーリングを、より身軽に楽しむために最高に良さそうなボードです。これを離島などへ持って行ってキャンプツーリングに出るのが楽しみです。

試乗もできます。

Compact 12はデモボードがありますので、試乗もできます。

試乗ご希望の方はメールで(Lineと電話は不可。メールアドアドレスをご存知ない方はこちらから)ご連絡ください。

21年モデルのセール

これも先日書きましたが、22年モデルの入荷に伴い、在庫の残っている21年モデルはセール価格となります。

ボードは残っている種類が多くありませんが、パドルは入荷が遅れた(コロナ禍の影響)せいもあり、比較的残っている多いのですが、22年モデルは全てモデルチェンジし、価格も少し上がっていますので、大変お買い得です。

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